神社への正しい参拝方法をマスターしたら、
次は「祝詞」を覚える段階へレベルアップしましょう。
自分の穢れを払い、神様に対して美しい言葉を奏上することは、神社巡りの質を上げるために重要です。
今回は、祝詞についての基本をお伝えします。(3分で読めます)
祝詞とは
祝詞とは、神様の奏上するものです。
読み方は、「のりと」です。
仏教でいう「お経」のようなものと考えてくださればいいと思います。
お寺ではお経を上げますが、神社では祝詞を上げます。
神社へ厄払いや祈願へ行ったことのある方は、宮司さんが唱えているのを見たことがあると思います。
神事の際に唱える祝詞や、穢れを落とすための祝詞、神棚に奏上する祝詞など、祝詞の種類はたくさんあります。
初心者が始めに押さえたい有名な祝詞
上記で、祝詞はたくさんの種類があると述べましたが、最初に押さえておくべき祝詞があります。
あらゆる場面で奏上できる祝詞ですので、祝詞初心者は、下記の祝詞を最初に押さえてください。
・ 祓詞(はらえことば)
・ 大祓詞(おおはらえことば)
・ 神前拝詞(しんぜんはいし)
・ 神棚拝詞(かみだなはいし)
まずは上記4つの祝詞が重要です。
祓詞は、神事の前に奏上されます。穢れを落とすための祝詞です。
大祓詞は、罪、穢れを払う祝詞です。
神前拝詞は、神社の前で読む祝詞です。
神棚拝詞は、神棚に向かって奏上する祝詞です。
祝詞の効果
では、どうして祝詞を上げるのでしょうか。
祝詞を上げることで得られる効果は、
・ 穢れを落とす
・ 神様と縁がつながる
・ 心願成就
・ 神様に喜んでもらえる
・ 魂の格を上げる
祝詞の奏上の仕方
参拝と同様に、心を落ち着かせてから行ってください。
神社で行う場合、一般的な参拝と同じく、手水で口と手を清めてから神前へ進みます。
鈴を鳴らし、2回礼をしてから奏上します。
奏上が終わったら、2回礼をして2回拍手。1回深く礼をして終わります。
家の神棚で行う場合も、2回礼をしてから奏上し、2回礼をして2回拍手し、1回深く礼をして終わります。
奏上の際の注意点
祝詞奏上は、神様に対して行うものです。
奏上前には、必ず心を落ち着かせて、呼吸を整え、心と体を清めてから奏上しましょう。
神事の際も、しっかり心と体を清めた後に、まず第一に祓詞で穢れを落としてから、他の祝詞へと移っていきますよ。
また、祝詞奏上中に中断することはいけません。
一度奏上を始めたら、最後まで奏上しましょう。
祝詞奏上は、一定のスピードで行いましょう。
神社へ行き、神前で祝詞を奏上する際には、他の参拝客の邪魔にならないように、端へ避けて行いましょう。
また、あまり大きな声で奏上するのはやめましょう。
おわりに
神社への正しい参拝方法をマスターしたら、次は「祝詞」を覚える段階へレベルアップしましょう。
神社巡りが好きな方、御朱印集めが好きな方、パワースポット巡りやスピリチュアルに興味がある方は、祝詞の存在を知らないわけにはいきません。
「お経は知っていいるけど祝詞ってなに?」の段階から抜け出しましょう。
皆さんが幸せになりますように。祝詞の紹介でした。
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