アマテラス・月読・スサノオが生まれるまでの流れ
はじめに、神話に描かれた神様の歴史を振り返ってみましょう。
ザックリと、
天照大神(アマテラス)
月読命(ツクヨミ)
須佐之男命(スサノオ)誕生までの歴史を振り返ってみると、
こんな感じです!
※「つくよみ」は、「つきよみ」と称している神社もあります。
世界の始まりは何もない世界。そこに高天原という神様が生まれ、住むことになる世界が出来上がります。
そして、造化三神が生まれ、別天神が生まれ、神代七世が誕生します。
神代七世の最後に生まれたのが、かの有名なイザナギとイザナミです。
イザナギとイザナミが結ばれて、一番最初に生まれたのが蛭子神(ひるこのかみ)。
次に生まれたのが火之迦具土命(ひのかぐつちのみこと)。
ヒノカグツチは火の神様です。生まれる時に炎をまとって生まれました。
その炎は、ヒノカグツチが産まれた際にイザナミの陰部を焼いてしまい、イザナミは弱っていってしまいます。
そして、イザナミ亡くなってしまい、黄泉の国に行きます。
イザナギは怒ってヒノカグツチを殺してしまいます。
それでもイザナミを失ったイザナギの心は晴れません。悲しみにふけてしまいます。
そこでイザナギはイザナミに会うために黄泉の国に行きます。
しかし、そこで見たイザナミの姿は、生前の姿とは見違えてしまっていました。
イザナギはこちらの世界に戻ってきます。イザナミとの別れです。
イザナギは黄泉の国に行って体が穢れてしまいました。
その穢れを落とすために、日向(ひむか)という地にある阿波岐原(あわぎはら)の「みそぎ池」で体を清めます。
みそぎ池の水の中へ入ると、次々と神様が産まれました。
ちなみに、祝詞(のりと)を知っている人なら、ここで出てくる「日向の阿波岐原で清めた」というキーワードでピンとくるかもしれませんが、祓詞(はらえことば)や大祓詞(おおはらえことば)に出てくる「ひむかの~あわぎはら~」という部分が、イザナギが穢れを清めたこの場所です。
そして、
左目を洗いました。すると、天照大神(アマテラス)が産まれました。女性です。
次に右目を洗いました。すると、月読命(つくよみ)が産まれました。男女の記述はありません。
そして、鼻を洗いました。すると、須佐之男命(スサノオ)が産まれました。
イザナギは大喜び。
イザナギは、
アマテラスには、高天原を任し、ツクヨミには夜を任し、スサノオには海を任せました。
アマテラスのご利益
アマテラスのご利益は、開運、子孫繁栄、五穀豊穣、国家安泰
月読のご利益
ツクヨミのご利益は、開運、五穀豊穣、漁業
スサノオのご利益
スサノオのご利益は、開運、厄除け、五穀豊穣
おわりに
天照大神(アマテラアスオオミカミ)や月読命(ツクヨミノミコト)、須佐之男命(スサノオノミコト)の名前を聞いたことがない人はいないのではないでしょうか。
神様の歴史は神話で描かれていますが、神話は言葉も独特で、どこから読めばいいか分からない等、複雑なので、
内容まで知りません!という方がほとんどだと思います。
(神様が好き、御朱印マニアですという方々は別として)
近代で神様として良く名前が使われているのは、イザナギとイザナミからの時代になります。
今では、漫画、アニメ、ゲームなどでも神様の名前はたくさん使われていますよね。
今回3神について記事を書きましたが、なじみがあったり、誕生について興味を持っていたという方は多いのではないでしょうか。
神様たちの誕生の歴史を知れば、普通に生活していても、神様の背景が分かると楽しいですよね。
神社巡りが趣味の方、御朱印マニアの方々にも言いたいです。神様の背景を知れば、より一層楽しくなりますよ!
ぜひ、住んでいる地域に建つ身近な神社でも、アマテラス、ツクヨミ、スサノオを祀っている神社があれば、縁ができたと思って手を合わせに行ってみてはいかがでしょうか。
以上、御朱印マニアの「はりね。」でした。